レタスの栽培で、葉がまいてきたころにより大きくなるのを待っていたら高く上に伸びてしまって収穫できなかった。

おそらく,トウ立ち(花芽形成)をしてしまったのだと思います。

レタスは典型的な長日作物なので,日が長くなる(正確には,暗期が短くなる)と花芽を分化し始めます。これをトウ立ちといいます。

トウ立ちをし始めると,結球(葉が巻き,丸くなる)は止まり,その後,新しい葉は小さくなり,節間が伸びて急激に縦に伸長し,最終的に花が咲きます。

冬至をすぎで日が長くなりだすと反応が起こりはじめますので,収穫は早めに行う必要があります。

ちなみに,レタスはキク科なので,最終的には地味ですが,薄黄色の小さい可憐な花が咲きます。実際に栽培をしていないと見られない貴重な花です。