水をやりすぎてしまう。

種まきや苗の定植の後のしばらくは、植物にしてあげられることが草取りと水やりだけになることも多く,世話をしてあげたいという気持ちで水やりが過剰になってしまうことがあるのではと思います。

「根っこも呼吸をしてるから水だらけになっちゃうと息が苦しくなっちゃうんだ」というような指導をしてみてはいかがでしょうか。

ただし、畑での栽培と,プランターなどをつかった容器栽培で対応は変わります。

畑の場合,目安としては晴れた日に1㎡あたり3リットル程度、曇りの日には1㎡あたり1リットル程度が畑から失われると想定すると、やりすぎを防げるかもしれません。

また、生育に伴い根は伸長して地下から水を吸えるようになりますので、ある程度大きくなったら「表面が乾いているな」という時以外は水やりをしなくていいと思います。

一方、容器栽培では容器にためて置ける水の量に限界があります。

水はけのよい土を使っている場合は下部から速やかに排水を行えるため、湿害が極めて起こりづらいことから、水のやりすぎを警戒する必要はないと思います。

容器栽培で水をやりすぎると,土の中の肥料が外へ溶け出てしまうことも多いですので,追肥が多く必要になることもあります。

学校で,水をこまめにやり過ぎて,肥料不足になっているプランターをよく見かけます。