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*作物名はカタカナで
授業づくり動画(準備編)2
複合肥料の計量
化成肥料(単肥)の量り取りに続き、複合肥料についての解説を行っています。
こちらは適量を量り取るというより、作物に合わせて購入し、1㎡につき100gを散布するような使い方が便利そうです。
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化成肥料(単肥)の計量
化学肥料の計量について、考え方と手順を説明する動画を作ってみました。
あまり動画向けの題材ではないと思いますが、一時停止などしつつ御覧ください。参考になれば幸いです。
基本的な流れは以下のとおりです。
- webサイトや書籍で育てようとしている作物が必要とする肥料成分(g/㎡)について調べる
- 予定している栽培面積と積算する
- 化成肥料の成分比で割り算する
①では、農家向けの情報では【kg/10a】という単位で示されていることがあり、混乱する学生もいるようです。
1a=100㎡ですので、kg/10a=g/㎡となります。記載されている値をそのまま利用することができます。
③の「成分比で割り算する」という手順を難しく感じる学生が特に多いです。以下、動画の例を補足してみます。
例えば窒素肥料である硫酸アンモニウムの成分比は21%です(製品による若干の差はあります)。
つまり、硫酸アンモニウム100gには窒素成分が21g含まれているわけです。
では、40gの窒素成分を供給するには硫酸アンモニウムは何グラム必要でしょうか?
このときの硫酸アンモニウムの重量をAとすると、
A × 0.21 = 40
という式を解けばいいのだとわかります。
この式を移行すれば
A=40 / 0.21 = 190.47...
となります。
このように考えると、成分比で割り算を行うことが腑に落ちるのではないでしょうか。
【その場で暗算したいときの裏技】
硫酸アンモニウムと過リン酸石灰を約20%、硫酸カリウムを約50%とみなせば、
「20%で割る=5倍する」「50%で割る=2倍する」ですから計算は簡単です。
動画の例では、必要な肥料成分量は<窒素40g、リン酸70g、カリウム55g>でした。
これを5倍、5倍、2倍すると、必要な化成肥料の量は<硫酸アンモニウム200g、リン酸350g、カリウム110g>
と計算できます。
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堆肥の荷下ろしと散布の様子
北海道教育大学札幌校では豚糞堆肥を畑の隅におろしてもらっています。
実習にて積み下ろした豚糞堆肥をまき、後日トラクターで混ぜ込みます。
いずれもカーナンバーや顔が映らないよう編集していますので見づらいですが、参考までに。
「豚糞堆肥の受け取り」のQRコードです。
「豚糞堆肥の散布」のQRコードです。
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実演動画 容器栽培の土づくり(保水性・排水性・通気性)
鹿児島大学の浅野先生が作成した以下の教材を実演し、動画化しました。
まずは試験に使う容器を作成します。
次に保水性と通気性の試験を行います。
最後に排水性の測定を行います。
排水性の低いものの例として黒土での測定を、
排水性の高いものの例として赤玉土での測定を動画化しました。
「測定容器の作成」のQRコードです。
「保水性と通気性の測定」のQRコードです。
「排水性の測定(黒土)」のQRコードです。
「排水性の測定(赤玉土)」のQRコードです。
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油からのキャンドルづくり
万力を用いたゴマからの搾油で紹介した手法で油を搾り、
その油からキャンドルを作る土曜講座を行いました。
(当日絞る油だけでは足りないので、授業者が事前に絞っておくか、市販の油を準備しておきます)。
キャンドルづくりの流れを紹介します。
- 油を浸したタコ糸を準備する
- 油を加熱しつつ、クレヨン・アロマオイル・凝固剤を溶かす
- 油を容器にそそぎ、タコ糸を中心に垂らす
- 容器を水に漬けて冷却し、固める
という手順になっています。
熱した油の扱いは大人が担当した方がよさそうです。
容器に絵を付けるなどのデコレーションも楽しめます。
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