生物育成学習支援ステーション(SUNS)へようこそ!
- Support Station for Nurturing Living Things Study -
キーワードを入れて、検索してください。(例: イネ,容器栽培,学習指導要領,長崎)
*作物名はカタカナで
よくある質問と回答
ジャガイモの種イモを半分に切って(芽がどちらにもあるようにして)植えても特に問題はないか?
特に問題はありません。
種イモのサイズが大きいようであれば、半分に切って植えても1個体あたりの収穫にほとんど差がありませんので、種イモ代の節約になります。
種イモの重さが40g以上あれば生育に概ね問題ないとされていますので、余裕をみて100gを超えているような種イモがあれば切断をすることをお勧めします。
もちろん、種イモ切りもひと手間ですので、種イモの個数が十分でない場合の選択肢としてご利用ください。
また,切断面は腐敗を防ぐために,よく乾かして植えた方が良いです。その際には、切断面に草木灰をまぶすこともよく行われています。
ジャガイモで疫病が生じ、塊茎の回収が大変だったので土壌に漉き込んでしまった。翌年、別の作物を植えたところ不作だったが、関係しているだろうか。
ジャガイモの疫病菌は土壌中に眠ることになりますので、しばらくジャガイモを植え付けないほうがよいです。また,この疫病菌はナス科作物にも影響を与える場合があるので,ナス科作物の後作には注意する必要があります。
種子が発芽するころ、鳥に食べられてしまった。
カラスによる被害が最も深刻です。カラスが多い地域でダイズ,ラッカセイなど,マメ科の作物の種まきには特に注意が必要です。
種子を播いた後には,防鳥ネットをかけたり,不織布をべたがけするなどして対策を行うことが重要です。テグスを播いた箇所の真上30cmくらいの高さに張っておくのも効果的です。
カボチャの地上部が繁茂して、他の学級の畑まで広がってしまう。
つる性の作物は,緑のカーテンのようにツルを縦に伸ばすことができますので,ある意味無限に広がってしまいます。
そのため,広がり始めたら,摘心して(先端を切り落とす)おくことが重要です(整枝)。
摘心は,わき芽(子づる,孫づる)を伸ばすためにも有効です。ウリ科の作物は,子づる,孫づるの方に雌花が多く性質をもつものも多いので,計画的によく行われています。
また、最近「ほっとけ栗たん」という、節間が短い品種が開発されました。整枝の必要もなく、従来のカボチャほどは繁茂しすぎないそうです。試してみてはどうでしょうか?
野生動物の被害が出て困っています。
イノシシ,アナグマ,タヌキ,キツネ,アライグマなどの野生動物は力も強く,ネットだけでは防ぐことが難しい場合が多いです。
棲息している環境下で栽培を行う必要がある場合は,電気柵が有効です。(規模にもよりますが)一基3〜5万円程度ですが,栽培地全体を囲むことで被害をなくすことができます。
いろいろなメーカーのものがあり,大きめのホームセンターで購入することができます。
例えば:(株)末松電子製作所