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*作物名はカタカナで
2019年3月の記事一覧
とうみを用いたダイズの風選
日本史の教科書にも登場する「とうみ」。どんな農具かイメージできますか?
とうみは収穫したイネやダイズから、サヤなどの植物体残渣やホコリなどを取り除く「選別」に使います。
残渣やホコリは種子と比較して軽く、風を受けやすい形状をしているので、風で選り分ける「風選」を行います。
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ジャガイモの浴光催芽
ジャガイモの種イモは、入手した段階では芽が出ていないことが多いです。成長に適した時期に芽を出せるよう、水・酸素・温度の基本条件がそろっても発芽しない状態(休眠状態)になっているのです。
そこで、種イモを入手したら、植え付けの2~3週間前から気温の高い場所で待機をさせてあげます。すると、温度に反応して休眠が解除され、芽を成長させながら植えつけの日まで待機することができます。
ジャガイモの初期生育を促進しつつ、個体差を小さくすることができます。
なお、ここでジャガイモに光があたるようにする必要があります。真っ暗な中で加温すると、地中だと思いこんでその場で芽を伸ばしてしまうのです。
ヒマワリの日周運動
「ヒマワリの花は太陽を追いかけて回る」というイメージがあると思います。
しかし実際に日周運動を行うのはヒマワリのつぼみであり、一度花をつけると東から南東を向いたままになります。
右側が開花済み、左側が開花前のヒマワリです。確かめてみてください。
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ジャガイモの栄養成長と就眠運動
植物が芽を出してからつぼみをつけるまで(花芽分化)までの成長を栄養成長といいます。根、葉、茎を増やしていく比較的シンプルな成長です。
また、ジャガイモの葉が閉じたり開いたりを繰り返していることにも気づくと思います。
これは就眠運動と呼ばれる運動です。細胞への水分の出入りなどに制御されているそうです。
このような運動を行う理由としては、草食動物から成長点を守っているという説がありますが、まだはっきりとしたことはわかっていないそうです。
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トウモロコシの雄花と雌花の成長
トウモロコシは雄花と雌花が別々に成長していく雌雄異花の植物です。
まず雄花が上に力強く伸びていき、少し遅れて雌花から雌しべが伸びていきます。
この雌しべ一本一本がトウモロコシの実一粒一粒とつながっており、それぞれが受粉します。
余談ですが、一斉に出てくる雌しべは絹のような美しさから絹糸と呼ばれており、織田信長も観賞用として親しんでいました。
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